「価格」と「価値」との違い

お金を使うときは、当然、その値段がいくらか気になります。

しかし、値段ばかりに目がとられると、その本当の値打ちに気がつくことができません。

なぜならば、物の「価値」と「値段」は異なるからです。

以下、その具体例をいくつか書いてみたいと思います。

■安く済ませようとしてかえってお金がかかるケース

僕の経験上、安く済ませようと考えすぎることで、かえって高くつくことがありました。

社会に出たばかりの頃は仕事でスーツを着ることが多かったです。

こういったスーツは意外といい値段するので、ちゃんと一式を揃えようとするとけっこうな金額になります。

若手社会人のときは仕事着の金銭負担が大きくて大変だったので、「こういうところでお金をかけたくない」と思い、スーツも革靴も極力安いものを使うようにしていました。

しかし、品質が劣るせいか、買ってすぐにボロボロになって買い直すハメになるということが何回かありました。

結局、値段が高くてもいい素材を使っているもの、試着して自分のしっくりくるものを買った方が安くついたわけです。

その場しのぎで買うなら安いスーツや靴でもいいですが、長く使うには不向きでした。

■高いものだからいいとも限らない

上記の例をみると、じゃあ、高いものを買えばいいのかというとそうでもありません。

例えば、車好きな人であれば、外国の高級スポーツカーを買うことは、とても価値のあることかもしれません。

しかし、そういう車は故障しやすく使い勝手の悪いものも多く、一般的には使い車であるかと言われれば疑問です。

また、車を買うときは新車の方がいいなと思うこともあると思います。

しかし、例えば、遠出をする機会が多い人にとっては、新車を買うより、中古でも燃費のいい車を買った方が安いでしょうが、得られる価値は高いでしょう。

■同じ金額でもそこに見出す価値は人によって違う

こうみてくると、金額上の数字を見るだけでものを買うことが必ずしもいいことではないといえるでしょう。

同じ金額でもそこに見出す価値が人によって違うことだといえます。

自分の得たい価値が何か、ここにフォーカスして買い物をするのがベストです。

同じスーツでも、その場しのぎでスーツを買う場合、長く毎日使うスーツを買う場合では、同じ金額のスーツも価値が全く違います。

また、車にカッコよさを求める場合、車に機能性のみを求める場合では、同じスペックの車も価値が全く違います。

買い物をするときは、そのものにそんな価値を見出しているか、ここを考えるといい買い物ができるのではないではないかと僕は考えています。