お金が増えても幸せにはならない(2)

前回は、「お金がもっとあったら〇〇できるのになあ」と思うときに本当に欲しいと思っているのは

①お金ではなくその背後にある感情であること

②その感情をお金以外で満たせないか考えるとお金がなくてもいい場合もあるということ

以上の2点について書きました。

今回は、「お金がもっとあったら〇〇できるのになあ」と思うときの感情そのものに着目して、もう1つ別の観点から書いてみたいと思います。

■実は本当はやりたくないことをやろうとしている

「お金がもっとあったら〇〇できるのになあ」と思ったときに自分に「本当にそう思っているの?」と問いかけてみるのも有効です。

なぜならば、お金があってやろうとすることの中には、一般的にみんながやろうとすることをなんとなく選んでいることが多いからです。

例えば、「もっとお金があったらこういう服を買いたい」、「もっとお金があったらこんな家に住みたい」といった願望がある場合について考えてみます。

実際にそうなったときのことを、静かな場所で落ち着いてイメージしてみます。

そうしたときにどんなイメージや感情が沸き上がってくるでしょうか。

もし、本当にやりたいことだったら、イメージも具体的にできるはずです。

またイメージしただけでもわくわくする気持ちになるでしょう。

なかなかこういうことは普段あまりやらないかもしれませんし、これは何回か時間や日を変えてやってみるといいでしょう。

もし、これでしっくりこない感覚があれば、それは本当に自分がやりたいことではないかもしれません。

■自分の場合

僕の場合は20代のときに「もっとお金があればタワーマンションに住みたい」と考えていました。

実際にそういう物件に住んでいる知り合いの経営者のご自宅にお邪魔して、写真を撮って自宅の壁に貼ったりしました。

実際にその写真を見てイメージしてみて、「きれいだな」と感じてインテリアとしては素敵な写真でした。

でも自分がそこに住んでいるというよりむしろ他人事のように思え、イメージしてみてもわくわくした感情はそこまで沸き上がってきません。

この写真は毎日見ていましたが、結局その感覚が変わることはありませんでした。

そのときはなんとなくそんな自分の感情をごまかしていたように今になって思います。

周囲の人から大きな買い物をして手に入れたときの姿をイメージするとよいと当時アドバイスされていました。

当時一緒にいろんな活動を行っていたメンバーもみんなタワーマンションに住むことを目標にしていたので、ただ自分もそれに乗っかっただけでした。

■人は知らず知らずに自分にウソをつく

どういったメカニズムがあるかはわかりませんが、人間にはどこかで自分の本心を偽る癖のようなものがあると思います。

だからこそ、定期的に一人になって落ち着いて内省をしてみることが大事です。

人と一緒にいてばかりいると「自分」がなくなります。

「お金がもっとあったら〇〇できるのになあ」と思ったときに自分に「本当にそう思っているの?」と問いかける質問はとても強力です。

こういうことを行うことは簡単ではないかもしれませんが、できる範囲内で繰り返しやっていくと自分の本心が見えてきます。

まだやったことのない方はぜひやってみて下さいね。