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痛みを避けるモチベーション

痛みを避けるモチベーション

「何だか、最近元気がないな」と感じることがあったとします。

そんなときは、今何かやりかけのことはないか探してみて、それをやってみると気持ちがスッキリするかもしれません。

みなさんは、何か行動するとき、どんなことを考えますか?

行動するときの人間のモチベーションは、意外とシンプルだったりします。

今回は、そんな人間の行動の原動力について書いてみたいと思います。

■スケジュール帳をいっぱいにしないと気が済まない自分

僕は何年も前からスケジュール帳に一か月の予定を書くようにしています。

この点、ある時期は手帳の一か月の予定表を埋めきらないと気が済まないという時期がありました。

今、思うと、意味のある予定もありました。

その反面で、特に意味のない飲み会に参加したり、お金を散財するだけの予定を入れてしまうことも、少なくなくありませんでした。

でも、当時はそれが自分のベストだと思っていました。

個人的には「自分はすごい頑張っているな」と手帳を見てとても満足していました。

気が付けば、スケジュール帳の予定をいっぱいにすることが自分の目標になっていたように感じます。

その後、自分がなぜ、こういう行動をとったのか考えてみました。

そうすると、あることに気がつき、びっくりしました。

「スケジュールをいっぱいにすることで、不安を避けようとしていた」、これが理由でした。

■行動の背後にある2つのモチベーション

その後、勉強してみて、実は、人間の行動のモチベーションは2つしかないことを知りました。

一つは「何かを得るため」、もう一つは「何かを避けるため」です。

僕の場合は、一見前者のモチベーションだと思っていたものが、実は後者のモチベーションでした。

何をするというと、とても前向きなイメージがあるかもしれません。

しかし、実際には、大事なことから目を背けるための行動である場合もあり得ます。

自分が何かに熱中しているときってあると思います。

そんなときは、熱中していることが、2つのうちどちらのモチベーションからきているのか、これをぜひ検証してみて下さい。

僕の場合、上記のことに気がつくまでにだいぶ時間が経ってしまいましたが、これを知ってからとても行動しやすくなりました。

痛みを避けるための行動をしても、モチベーションがマイマスなので、結果もマイナスになりがちです。

痛みを避けるための行動自体が意味がないわけではありません。

ただ、自分の行動のモチベーションがどこからきているのか、ここは注意深くみる必要があるように思います。

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