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家計管理のコツ:手取り金額の使い方(2)(消費と浪費)

家計管理のコツ:手取り金額の使い方(2)(消費と浪費)

前回は、可処分所得は「消費」が6割、「投資」が2割、「貯金」が2割と分けるとよいということを書きました。

今回は以上の3つのうち「消費」について書いてみたいと思います。

■「消費」とは何か?

まずは、3つのうちの「消費」について書いてみます。

「消費」は生きていく上で必要なことにお金を使うものを指します。

例を挙げると、食費費、光熱費、通信費などが代表的です。

こう見てみて、お金を使う場合はたいていのものが「消費」に分類されてそうだと思った方はいらっしゃいますか?

実は、これが全て「消費」に分類されるかというとそうではありません。

食費でもスナック菓子ばかり食べていたら、それは身体に悪いので、むしろ「浪費」に分類されます。

通信費でもスマホゲームばかりやっていてかかった通信費は「浪費」に分類されます。

つまり、一見、「消費」に分類されるものも、使い方の中身を見ると、性質が変わるということです。

「消費」の部分を見るときは、実はそれ中に「浪費」が含まれていないかチェックすることが大切になってきます。

■「消費」と「浪費」の違い

そもそも消費は生活する上で必要なもの、食費、光熱費、通信費などが例として挙げられます。

ただ、「同じ食費等でも中身をみたら「消費」ではなく「浪費」だった!」という場合も少なくありません。

ここに気がつくには家計簿をつけてみるのがとてもいいです。

毎日何にお金を使った振り返ることで「これは食費に分類されるけど、消費というよりも浪費だったな」と自分で振り返ることができます。

例えば、コンビニでコーヒーを買ったという場合「生活に必要とまで言えるか微妙だけど、浪費ではないから消費だな」と分類したとします。

しかし、そのコーヒーを実は毎日買っていて1ヶ月のコーヒー代がすごいことになっているという場合はどうでしょう?

「眠気覚ましなどで効果があるから、毎日飲んでも浪費ではない」と考える人もいれば

「これは明らかに使い過ぎだ!」と考える人もいることでしょう。

これは毎日家計簿をつけるからこそわかることであり、1日のコーヒーを買うという点だけで見ていては気がつきにくいです。

要するに、家計簿をつけることで、無意識に自分が使ってしまう使途不明金がわかります。

消費と浪費、何気ないことのように見えてちゃんと区別しようとすると奥が深いですよね。

■家計簿のつけ方

この点、家計簿をつけるのは、面倒だなと感じる人はきっと多いでしょう。

ただ、特に最初のうちは細かい金額は気にせずだいたいを把握するくらいでも十分です。

簡単な家計簿の作り方としては、レシートをノートに貼っていくやり方などが挙げられます。

それを食費、光熱費などとレシートの横に書いておいて、最終的な集計は後でまとめてやるというのでもいいと思います。

ここで、大事なのは、毎日何にお金を使ったを「見える化」することです。

そうすることで、「これからはこうやってお金を使った方がいいかも…」などとお金の使い方の改善点が見つかります。

ですので、毎日何らかの家計簿をつけてお金の使い方を「見える化」したら、その使い方がどうだったか、簡単な記録をつけてみましょう。

こうやっていくと、一見生活に必要なお金に見えて実は無駄な出費だったというものをあぶり出すことができます。

次は、三つのお金の使い方の「投資」について書いてみようと思います。

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