手取り金額の使い方(4)(貯金)

お金の使い方の3つは「消費」、「投資」、「貯金」で、今までこのうちの「消費」と「投資」について書いてきました。

今回は、最後の「貯金」について書いてみたいと思います。

「貯金」は、お給料から社会保険料等を除いた手取り金額のうち2割を貯金するということを前に書きました。

といっても「どうしても使ってしまい貯金に回すお金がなくなってしまう…」という方も少なくないはずです。

■お金を使う前にまず2割引いてしまう

そういう方は、お給料をもらったらすぐに手取り金額の2割を天引きするようにする(財形貯蓄の活用等)。

もしくは、お給料の振込口座とは別の口座にその2割のお金移す。

そうやって、お給料を使う前にまず2割のお金を引いてしまうのがベストです。

最初に2割を引いてしまえば、残りの8割でどうやって1ヶ月過ごそうか、頭を使って工夫してお金を使っていくようになります。

最初はそれでもお金が足りなくなって「貯金」を取り崩すことがあるかもしれません。

それでも、最初に2割を引いてお金を使っていくことは、うまくお金を使いこなすトレーニングになります。

ですので、ゆくゆくは2割の「貯金」をしながら生活していくところに近づいていくことでしょう。

この点、必ず2割を「貯金」しなければいけないのかと思った方もいらっしゃるかもしれせんね。

この2割はあくまで目安なので、みんなそうしなければいけないかというと、そういうわけではありません。

ただ、「貯金」を意識すると、貯金額を引いた金額で生活しようと考えるので、お金のやりくりがうまくなります。

■「貯金」をする意義

なぜ「貯金」をするかいえば将来に備えるためですが、それだけではありません。

お金の管理能力を上げるということも「貯金」の目的です。

お金の問題については、みなさん、収入を増やすことに頭がいきがちです。

ただ、最初に必要なのは今ある収入内でも生活していける力を身につけることです。

僕自身、お金に苦労してようやくこういうことを意識するようになったのですが、「社会に出たばかりのタイミングでこういうことを知っていたら…」と後から思いました。

こういう感覚を若いうちから持っていれば、5年、10年でもそれなりの「貯金」ができますし、お金を自分の願望実現のためにお金を使いこなす力もだいぶ身につくと思います。

これも確かに大切なのですが、「貯金」にはさらにもっと大事なことがあります。

■「貯金」の目的

それは、「貯金」の目的です。「先ほど将来に備える」ことを「貯金」の目的と書きましたが、もっとそれを具体化することです。

「貯金」は何かに使うためにするものですよね。

「貯金」する目的がない場合は、どこで使っていいかわからないことになり、結果として思わぬところで使ってしまう恐れがあります。

もしくは、お金を貯めることそのものが目的になってしまい、使うことができなくなる可能性があります。

この点、貯まる前からはっきり目的を決めるのは大変だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、ここは明確に決めなくても大丈夫です。

「将来の結婚資金」、「独立を考えているのでそのための開業資金」などのおおまかなもので十分です。

ここでさらに言うと、貯金の目的は長期と短期の両方を持つといいと思います。

「結婚資金」、「開業資金」というのは長期の貯金の目的としてイメージしにくいかもしれません。

ですので、こういった目的に加えて、旅行に行くための資金など多少短期で達成可能な貯金の目的を持つといいです。

僕の場合も、「貯金」するときは、どこかで参加したいと思っている少しお金のかかるセミナー等への参加や旅行に行くという目的などで行なうことがあります。

目的のある「貯金」の方が長く続きますし、短期と長期の目的があれば、「貯金」のモチベーションも湧いてきます。

「貯金」するときの参考にしてみて下さいね。