プロでも相場は当てられない

毎年、新年度や季節の変わり目になると、様々な専門家による情報がマスコミ等の紙面等に登場します。

「これからはこういう相場になる」「今年の有望なのは〇〇株だ」こういうフレーズをどこかで目にしたことのある方も多いと思います。

これがほとんど的中するなら、有価証券への投資はとてもシンプルで楽です。

しかし、こういう情報を後から検証してそのまま正しいかというとそうでない場合が大半です。

ですので、相場は当てようとしないことがとても大事です。

■相場は予想することそのものには意味がないのか?

ここで注意が必要なのは、相場は当たらないからといって相場がどうなるか考える必要もない。

そう考えるのもよくないということです。

なぜならば、予想することで、なぜ自分はそう思うのか考えることで、経済や金融の知識が増えるからです。

また、それと同時に自分自身の社会や経済を見る視点が養われるからということも理由として挙げられます。

お金の問題は他人にまかせっぱなしにするのではなく、自分でコントロールするという意識がとても大事です。

そのためには自分なりの相場観を持つことがとても大事になります。

■相場を当てないが自分の相場観は大事にする

相場は当たらないから当てようとしない。でも、相場観は持つことは大事。これは、ある意味では矛盾しているように取れるかもしれません。

これはいろんな考え方はあるでしょうが、自分の中では一つの資産への集中的な投資はしないということだと考えています。

例えば、自分でこれからは中国市場がとても有望だという相場観を持ったとします。

このときに、自分の資産を全て中国に関連した有価証券で構成するというのは相場を当てにいく投資になります。

ここで、中国に関連した有価証券に投資する投資信託を一部保有して、あとは他の世界中の国々に投資する投資信託を保有するということであれば、相場は当てにいってはいない投資になります。

相場観に合った銘柄をある程度投資する一方で、それにとらわれずに複数に分散して自分の相場観が外れても大丈夫なようにする。

こういう姿勢が大事になります。

■相場観を最初から持たないといけないか?

こう書くと、初めて有価証券への投資を行う場合には事前にしっかり勉強して自分の相場観をしっかり持てないと一切投資してはいけないのかというと、そういうわけではありません。

まだ自分の相場観に自信はないけど、少なくとも世界全体で見たら毎年経済は成長するから、まずは世界中の株式市場の株式に投資するタイプのインデックスファンドに投資する、くらいでも最初は問題ないです。

そうやって投資を行いながら時間をかけて相場観を養っていくこともありです。

そもそも十分に勉強して相場観をしっかり持ってから投資を行おうと思っていたら、いつまで経っても投資を行うことはできません。

ある程度、勉強したり考えた後はその範囲内でまずは負担にならないレベルで投資をしてみてそれから金額を増やしたり商品を見直すというのは、むしろ現実的な投資方法だと僕は考えています。