不相応な出費かどうか判断する基準

お金の使い方のテーマとして、毎月の手取り金額を「消費」が6割、「投資」が2割、「貯金」が2割に分けるのが一つの目安であること。「投資」としてお金を使うときの視点について、今まで書いていました。

ここで、「消費」、「投資」としてお金を使う場合であっても、自分の不相応な金額をつぎ込んでしまえば、全体のバランスを失ってしまうのではないか。そうなれば、その出費は「浪費」になりかねないのではないか。

こういうことを最近考えるようになりました。そこで、今回は、自分がお金を使うとき、そのお金が自分にとって相応な金額かどうかを見分ける基準について書いてみたいと思います。

■自分の時給と出費を比較する

結論から買うと、その基準は時間で考えるとよいのではないかと考えています。

つまり、自分の時給を計算し、その時給と出費の金額を相互に比較し、その出費が自分にとって相応の金額かどうか考えます。

時給は、月収を毎月の労働時間で割り算して算出します。

例えば、月収40万円で、毎日朝9時から20時(休憩時間1時間)まで仕事をしている方がいらっしゃるとします。

この方であれば、1か月の出勤日はおおよそ20日、毎日の業務時間は休憩時間除いて10時間です。これをベースに1か月の労働時間を計算すると、20×10=200時間となります。40万円をこの200時間で割り算して時給は2,000円となります。

自分の時給と出費を比較する具体例

ここで、例えば、2時間で6,000円のセミナーに参加したとします。この場合3時間お仕事をした分に見合う価値があるかどうかという基準で考えます。

それに見合う価値があれば、その出費は「投資」になるでしょうし、見合う価値がないのであれば「浪費」になる可能性があると、セミナー受講前に考えることができます。

また、新しい靴を買う場合、それが10,000円の金額なら一日の労働時間の半分の収入金額と同額程度、20,000円であれば1日の労働時間の収入金額と同額程度、60,000円であれば、3日の労働時間の収入金額と同額程度ということになります。

その靴を仕事で用いるものであるか、たまにしか使わないものなのか、その人のライフスタイルや靴へのこだわり等を考えて、どのバックを買ったら「浪費」になってしまうか考える1つの目安になります。

■あいまいな基準は数値化する

もちろん、これは一つの目安であり、何か商品やサービスを購入するときに悩んだ際に、参考になる一手段という位置づけで書いています。

ただ、判断基準があいまいであれば、それを数値化するという発想は、お金の問題だけでなく全般的に使える視点だと思います。

ご興味のある方は、今回記載した基準以外にも、自分なりのお金を使う客観的な基準を作って試してみて下さいね。