人はお金を貯める必要はあるのか?

資産運用をテーマとして扱う前提として書いておいた方がいいと思われることがあると前回書きました。

今回はそこについて、具体的には「そもそも人はお金を貯める必要はあるのか?」という点について書いてみたいと思います。

■人がお金を貯める理由

結論から書くと、貯金は必要だと考えています。以下具体的に理由について書いてみます。

ちょっと前に近所の喫茶店にいたときのお話です。

ある日、喫茶店で頭の中を整理しているときに偶然、何かしらの同好会で一緒に活動しているメンバーと思われる主婦の女性の方々に出くわしました。

とても大きな声で井戸端会議のような会話をしているので、聞くつもりがなくても声が聞こえてきます(笑)。

その中で印象的な言葉が頭に残っています。

それは、「老後生活の資産を作りなさいとみんな言うけど、将来いつどうなっているかなんて予想できないし、いつまでにいくら貯めていいかなんてわからないじゃない!!」という言葉です。

確かに、その通りで将来のことなど誰にもわかりません。

変化の激しい時代ですのでひと昔よりもさらに将来を見通すのは難しい時代だと言えるでしょう。

しかし、これは貯金しても意味がないという主張にもなり得る一方で、貯金することが必要である理由にもなると思います。

正確な金額が不明であっても不測の事態に備えてお金を蓄えておくことは必要です。

完璧な用意ができないことを前提としながら予想されそうな事態に備えて準備することは必要なことだと思います。

例えば、老後の日常生活の資金としていくら必要かは、ある程度予想できるでしょう。

一方で不測の事態で病院に通信するとしたらいくらかかるかは、ピンキリで正確な金額の算定は難しいでしょう。

ただ、これくらいあればある程度は対応できるという水準なら数字で計測できなくはありません。

■貯金さえあれば安心なのか?

こう書くと貯金さえあれば大丈夫と考えてしまいがちですが、そうではありません。

他に「人とのつながり」や「社会とのつながり」も大事です。

例えば、大きな自然災害があれば、お金を持っていることよりも身近な人同士で助け合うことの方が必要です。

これは、東日本大震災などを思い浮かべていただければわかりやすいでしょう。

またお金があってもあまり幸せでない人もたくさん見てきているのですが、孤独は精神衛生上よくありませんし、それこそ病気の元にもなり得ます。

一番大事なのは、「お金」、「人とのつながり」、「社会とのつながり」の3つのバランスです。

このうちお金は目に見えるものですし、金融商品という技術的なものを用いて論理的に計算し準備することが可能です。

ですので、こういったブログという形で情報発信しやすいものではないかと考えています。

さらに言えば、「人とのつながり」、「社会とのつながり」という観点でも、一人一人がお金との付き合い方について考え実践していく中で形成できると感じています。

■将来に向けた資産があると人生の幅が広がる

将来のための資産形成を行うことが全てではないものの、それができていれば人生の選択肢が広がります。

また、ある程度の不測の事態にも対処しやすいです。

ですので、貯金は万能ではないものの必要なものであり、「人とのつながり」、「社会とのつながり」と合わせて意識して実践する必要のあるものと僕は考えます。

もちろん、若いころや子育てにお金がかかる時期には資産を蓄えるのが難しい時期もあるでしょう。

そういう時期には無理をする必要はありませんが、長い目でみれば必要だと言えます。

こういう前提でこれから様々な記事を書いていきます。