積立投資のメリットとデメリット

積立投資については過去にも記事を書いていますが、再度ポイントをまとめて書いてみたいと思います。(下記がその過去記事です)

積立投資のメリットは主に以下の5点が挙げられます。

■積立投資のメリット

・小額から始められる

投資はある程度まとまった金額で投資しないとなかなか利益につながりません。

しかし、まだ社会に出たばかりの方など、まとまった金額が用意できない方もいらっしゃるかと思います。また、金融商品を購入する経験がほとんどなく、まとまった金額で投資するのにハードルを感じる方もいらっしゃるでしょう。

そういう方々でも、積立投資なら少額から始めることが可能です。証券会社によっては月100円から積立ができる会社もあります。

まずは、負担のない金額から始められるというのは、積立投資のメリットです。

・購入タイミングを考えなくてもよい

積立投資では、毎月あらかじめ決められた日にあらかじめ決めた金額を投資します。

ですので、いつ購入するか考える必要はありませんし、買い忘れるというリスクもありません。

もちろん、毎月の積立金額の引き落としの銀行口座等の残高不足には注意が必要です。

・買付の金額や口数を平均化できる

また、毎月あらかじめ決められた日にあらかじめ決めた金額を投資するということは、購入時期を分散することで、買付商品の価格変動リスクを低減させる効果があります。(時間の分散によるドル・コスト平均法)

つまり、定期的に一定額を投資すると、株価が安いときは多く、株価が高いときは少ない株数を購入することになり、結果として1株当たりの購入価格は平均化されます。

そうすることで、相場が下落局面であっても、高値で一括投資して損失を出すといったことは少なくなり、利益を出しやすくなります。

金融庁のHPの「時間分散の効果」という項目に、具体的な数値によるシミュレーションがあるので、こちらもご覧下さい。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

・気がついた貯まっている

毎月自動的に積立投資していくので、気がついたら、大きな金額になっているというケースもあるでしょう。

投資が好きであれこれ考えるのが好きな方がいらっしゃる一方で、投資はあまり好きではなく、そういうことを考える時間を他のことに充てたいと考えている方も、たくさんいらっしゃると思います。

そういう方にとっては、資産形成にかける時間を少なくして、自分の本当に大事にしたいことに時間を充てることができるということも、積立投資のメリットだと言えます。

・複利の力を活用できる

積立投資には複利の力を活用できます。

例えば、毎年平均して3%の利益が期待できる投資信託を積立投資した場合、1年間で3%利益が出れば、翌年は元本に利益分を加えた金額から翌年は3%の利益が期待できます。

ここも図の方がわかりやすいと思うので、金融庁のHPの「複利効果」の項目も見てみて下さい。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

このように、雪だるま式に増えていく効果があるのも、積立投資の大きなメリットです。

積立投資のデメリット

・すぐに利益が出ない

毎月の投資額が小さいので、すぐに投資による利益を享受することが難しいというのは、デメリットといえばデメリットだと思います。

ですので、気長に地道に継続していく姿勢が大事です。

・一時的に損がかさむ時期がある可能性がある

一方的な上昇局面では、毎月の買付単価が高くなり、最初にまとまって投資した場合に比べて損になってしまいます。

また、一方的な下落局面でも、買付口数が増えるだけで利益にはならないので、損失が出てしまいます。

また、地道な投資で利益が出ても、リーマンショック等の暴落時には一気に利益がなくなり、損失が出てしまします。

しかし、相場がずっと上昇することも下落するということもありませんので、一時的に損失が出ても長い目で見れば、その状況は是正されていく可能性が高いです。

・ときどきは積立内容の見直し必要

積立投資は、基本的にほったらかしでよい投資手法ではありますが、ずっとほったらかしにできるものではありません。少なくとも1年に1回は投資する金額や商品の見直しが必要です。

一度ほったらかしにして、そのまま1年以上ほったらかしにしてしまうと、当初の運用方針が適切でなかった場合、運用方針を変更するライフステージのタイミングでである場合、見直しをしないで、そのまま運用を継続してしまうおそれがあります。

■まとめ

積立投資は、すぐに利益は出ないものの長期的にみれば、投資初心者の方であっても資産を形成していくのに適した投資手法だと言えるでしょう。

投資のことに頭を使い過ぎず、損が出ている時期にどうやり過ごすかという視点も大事になってくるので、長い目で投資の運用成績を見ていくことも大事だと思います。