高校球児に学んだ自分を信じる力(1)

僕は、野球全般好きですが、一番好きなのは高校野球です。

野球の中でも、高校野球は負けたら終わりというところが大きな特徴です。

試合をしながらも選手が成長したり、1球で試合の流れが大きく変わることがあり、本当に目が離せません。

そんな高校球児を観ていて、これはすごいなと特に感じた試合があります。

自分を信じ切って行動すること。このことが本当に大きな結果につながるということを学べた試合でした。

お金に関する問題は絶対的な正解はありません。だからこそ、本当に大事なのはメンタルの部分です。

そのメンタル面で「自分を信じられるかどうか」というのも大きな比重を占めると僕は考えています。

そういう観点で参考になるお話だと思ったので、少し長いですが、以下書いてみます。

■2009年夏の甲子園決勝戦

2009年の夏の甲子園の決勝が印象的で鮮明に覚えています。

この試合は、新潟県代表の日本文理高校と愛知県の中京大中京高校の組み合わせでの決勝戦でした。

9回裏2アウトランナーなしでスコアは4-10で中京大中京高校のリード。

カウントはフルカウントまでいきます。

もう試合は終わったという雰囲気で、あと1球コールが始まります。

しかし、ここから信じられない展開になります。

このランナーはフォアボールで出塁し、ここから驚異の追い上げが始まります。

終わってみれば9-10。あとヒット1本で逆転サヨナラまでいったという試合でした。

実況しているアナウンサーも興奮して途中で声が裏返っていました。

どのバッターも2ストライクまで追い込まれ、あとストライク一つで試合終了というシーンになります。

しかし、日本文理の各バッターはボール球を平然と見送り、厳しい球はファールで何球でも粘り、甘い球は見逃さず鋭い振りでヒットし続けます。

最後のアウトも強烈なサードライナー。飛んでいるコースが悪いだけのヒット性の当たりでした。

■チーム全員に「負ける」という意識がない

こんな日本文理の選手を観ていて気がついたのは、こんな局面でも「負ける」ということを考えずに、目の前の1球に選手全員が集中していたということです。

驚いたことに、選手一人一人の全員の目つきが「まだいける!」という迷いが全くない表情です。

投手は、次の回に備えて投球練習をしています。

甲子園の決勝。しかもあとアウト1つで試合終了という異様な雰囲気の中でのことです。

「いける!」という意識を持つこと、つまり、自分を信じ切ることで人間はとてつもない力を発揮することができる。

そんなことを目の前で見ることができた気がします。

しかも、特定の選手でなく、チーム全員でこの「いける!」と意識を共有していればなおさらです。

客観的な状況がどうなのかはあまり問題ではなく、その状況に置かれた人がどんなメンタルをもって行動するかが大事。

状況よりメンタルで結果が大きく左右されるということをリアルに観ることができました。

■逆境に負けないメンタルを持つには 

いろんなチームがある中で、逆境でこれだけのパフォーマンスを出すことのできるのは、通常考えられないことだなと感じました。

そこで、あとで調べてみたのですが、「いける!」という意識を逆境でも持つことができるようチーム内で徹底されていたことがわかりました。

だからこそ、この驚異の追い上げは偶然ではないことも見えてきました。

この点について、「自信を持つためにはどうしたらいいか」というテーマに沿って、次にまた書きたいと思います。