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コミュニティの作り方

コミュニティの作り方

コニュニティに参加する重要性、参加の仕方について前回に記載しましたが、中には自分の知っている範囲内で、参加したいと思えるコニュニティがない。

そう感じている方も、いらっしゃるような気がしました。その場合、自分に合ったコニュニティ自体を、自分で作るというのも1つの手です。

そこで、今回はコニュニティを自ら作る場合の方法について記載してみたいと思います。

■5W1Hを考える

まずは、自分一人で以下の5W1Hの事項について考えてみます。

コニュニティのテーマ(What)、開催時期(When)、開催場所(Where)、参加対象者(Who)、開催方法(How)、立ち上げる理由(Why)

これは、いきなりスラスラ書けるものではありません。一度考えて頭に浮かばなかったら、日を改めて再度考えてみます。

それを何回か繰り返し少しずつイメージを膨らませていきます。

■仲間を見つける

次に、仲間探しです。

コニュニティを立ち上げたら参加してみたいという方ももちろん必要ですが、まずは一緒にコニュニティをやってみたいという人を見つけます。

自分の友人知人に会った際に、上記で考えたことを中心にコニュニティの立ち上げたい旨を話してみます。

そこで、「面白そうだから一緒にやってみたい!」という反応をする方を探します。

仮にそこで、前向きな反応ではなかった場合でも、それは意味があります。その反応から、どうしたらもっと人が興味関心を持つコミュニティになるかを考えるヒントになります。

そして、そのメンバーと具体的に何をやるか意見交換して、あらあらの内容を決めます。

■初回の開催日時と場所を決める

さらに次は、初回の開催日時と場所を決定します。

もちろん、何人か集まったら、再度上記の5W1H全てについてみなさんで話し合って意見を調整することが大事です。

ただ、ここを話し合って、すぐに話がまとまるケースは多くはありません。そのうち、やろうと言っていた話も、なかったことになりかねません。

そこで、大事なのは、最初に開催日と開催場所を決めることです。

期限を設けると、そこに向かって動かざるをえません。それまでに何をやらないといけないか、運営メンバー一人一人が考えるようになるので、ここを決めればある程度自然に進んでいきます。

また、開催場所も決まれば、実際に会を開催するリアリティが生まれてきます。

開催場所については、お金が発生しない場所を選ぶのがよいでしょう。次回以降などコニュニティ参加メンバーが増えてきた場合は、貸会議室などを利用するのもいいと思います。

人数が集まるかどうかわからない初回に、会場費が発生すると、赤字になってしまう恐れがあります。そうなると、次回以降開催するときのモチベーションに、影響してきます。

■運営メンバーで参加者を募集する

おおまかな内容と開催日時と場所が決まれば、あとは参加者の募集です。

声をかける対象は、それぞれの運営メンバーで直接面識があって、ある程度人間関係のできている方がよいでしょう。

そうでない人にやむくもに声がけすると、怪しい何かの勧誘と間違われる恐れがありますし、何より人間関係そのものに影響してきます。

個人でSNSやブログを運営している方であれば、そこで募集をかけてみましょう。

初回開催という実績にない状態では、告知しても大きな反響を期待するのは難しいですが、思わぬ方が反応し、参加されるケースも見受けられます。

なお、コニュニティ立ち上げの段階では、面識があるすでに人間関係のある方が中心で、開催実績が出てくると、面識のない方等まだ人間関係ができていない方の参加が増えてきます。

■継続開催する準備をする

コニュニティであれば、一回イベントを開催して終わりではなく、継続開催が必要になります。

そこで、初回のイベント開催前に、次回に以降開催の準備も意識するとよいでしょう。

もちろん、まずお試しで一回やってみるという方法も、なくはありません。ただ、その場合でも、またどこかで何かを開催するために繋がることをやっておくといいです。

最低限必要なのは、参加者アンケートの準備です。アンケート内容の改善点は、次回以降の開催でブラッシュアップするポイントになります。また、前向きな内容であれば、次回以降の告知の際に参加者の声として、掲載することが可能です。

場合によっては、LINEグループを作るなど、参加者同士でつながり交流することができる場を作ってもいいでしょう。

コミュニティのイベントは2回目以降が本番です。初回は何となく面白そうとか、多少の義理で参加してくれる方もいらっしゃいますが、次回以降はそうはいきません。

そういう意味でも、一度参加された方は、一緒にコニュニティを作る仲間くらいの感覚で、相手が自らコニュニティの運営に参加したくなるような仕掛けも工夫するとよいでしょう。

■コニュニティ運営にはやることがたくさんある

コニュニティを作り、運営しようと思うとやることはたくさんあります。

それらを全部自分で行おうとすると、途方に暮れてしまいますし、できたとしても、どこかで燃え尽きしまいかねません。

いろいろ書きましたが、一番大事なのは仲間探しです。

自分でコニュニティ立ち上げの構想を練って人に話しても、前向きな反応をする人がすくに現れる保証はありません。

そういった場合でもあせらずに、いろんな方に徐々に話して前に進めていくことが大事です。

コニュニティは、会社の経営と違って数値で評価しにくい事項がたくさんありますし、短期的に、何か具体的な目標があるわけではありません。

それゆえに、たくさんの仲間や参加者が集まるコニュニティにするには、とても時間も手間がかかります。

コミュニティを作ろうとする方は、そういうことを前提に長期的な視点で作っていって下さいね。

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