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投資で損をする7つの習慣(2)

投資で損をする7つの習慣(2)

前回に引き続き金融機関の様々なお客さまを見てきた中で僕が見つけた、投資で損失を出す人の7つの習慣の続きを記載します。

投資のスタンスがない

投資を行うときは、自分の投資スタンスを決めることがとても重要です。

具体的には、投資商品を選ぶ基準また売買する基準を決めておくことが必要です。

特に売却の基準について持っていない方が特に多いです。

それにより大きな損失を出してしまい、その後売るにも売れなくなるという方が証券会社には非常にたくさんいらっしゃいます。

投資は、一貫性があるからこそ、仮に失敗したときにそれが失敗だったと気づくことができます。

また、損失を出した時も想定内の損失で済ませることもできます。

■振り返りをしない 

金融商品の売買を行ったら、どうしてそのような取引をしたのか、理由をはっきりさせる必要があります。

これは投資で損をする傾向にある方だけではなく投資を行う方全般に多いです。

その振り返りを何か記録をつけているという方になれば、さらに聞いたことがありません。

投資判断が100%正しいということはあり得ないからこそ、判断後に振り返ることが大事です。

この作業をすることで、自分がどんな場合に投資でうまくいくか失敗するかの傾向を把握することができます。

傾向がはっきりすれば、その学びを次回の投資に生かすことができます。

徐々に自分の投資の勝ちパターンが見えてきますし、逆に同じ失敗は繰り返さなくて済むようになります。

ですので、後から確認できるように売買の記録を一覧性のある形、例えばノートなどにまとめておくとよいでしょう。

■長期的視点がない

投資、特に投資信託による資産形成においては長期目線がとても大事になります。

短期目線の投資しかしていないため、一時的には利益を出しても長い目で見て損失を出してしまうお客さまが、金融機関にはたくさんいらっしゃいます。

投資は短期になればなるほど不確実性が増し投機性が増します。

■勉強しない

投資をする上ではいろんなことがあります。

日々の生活で忙しいから…と思うのは最もですが、日々何らか勉強することは大事です。

そうしていれば、自分が金融商品の売買を行うときにその判断に自信や納得感を持つことができます。

これは一見すると投資の成績には関係ないように思えますが、投資を行う上での精神状態という観点で、とても大事なことです。

■投資のスキルは一朝一夕には身につかない

以上、投資で損する人の7つの習慣でしたが、いかがでしたでしょうか?

少々厳しい部分もあったかもしれませんし、今すぐにこれらをすべて実践するのは簡単ではないでしょう。

知識を身に受けるだけでできることではなく、日々の実践で徐々に確立していくという内容も多くあったと思います。

また、スキルの問題だけではなく、メンタルの側面も投資を成功させるポイントであることも、おわかりいただけたのではないかと思います。

これらを意識して試行錯誤を繰り返していけば、投資の腕は上がっていきますので、頭の片隅でも置いておいていただけたら幸いです。

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