いろんな人とお金をテーマに話していると、その人のお金のルーツが見えてくることがあります。
関係ないようで気がついたらとても大きな影響を受けているのは、やはり両親です。
今回はその両親とお金というテーマで書いてみますね。
■幼少期のお金の経験はその後のお金観に大きな影響を与える
人のお金観のルーツは幼少期にある場合が少なくありません。
幼少期では両親から特に大きな影響を受ける時期です。その両親からお金観に関しても子どもは大きな影響を受けているように思います。
僕の場合、おこづかいをもらうようになった小学生のある日ときに、友人にジュースをおごりました。
そんな話を学校から帰って、両親にしてみると強烈に怒られてしまったんですよね。
そんな経験から、「お金を持っていると怖い思いをする」。
もしかしたら、そんなイメージをお金に対して抱いてしまったかもしれません。
あと、覚えているのが、母がクレジットカードを使い過ぎて祖父とケンカしている場面です。
こういうシーンを見て「お金はトラブルを起こすもの」。「よくわからないけど怖い」。
そんなお金観もこういう体験から生まれてしまったのかもしれません。
■意識的にお金観に影響を与えた出来事を振り返ってみる
これは今だからこそわかる話です。当時は全くそんなことは意識できませんでした。
ただ、自分自身について何度も振り返りをすることで、だんだんとそういった小さいときの経験が浮かび上がってきます。
みなさんは、小さいときにお金にまつわる印象的なエピソードはありますか?
一度どんなものがあるか、振り返りをしてみたら今の自分のお金観を知るヒントになるかもしれません。
それが、もしあまり嬉しいと思えないエピソードであっても問題ありません。
そのエピソードは大人になった今、角度を変えて見てみることできます。
だからこそ、親から影響を受けたお金観から脱することができます。
何だか、お金の悪いイメージで書いてしまいましたが、いいイメージ持っている場合も両親からの影響があると思います。
その場合もどんな小さいときの体験があるのかを意識して探してみると、そのイメージを持ち続けるきっかけになる幼少期の体験が見つかるかもしれません。
■両親と祖父母のお金観
両親からお金観に関して影響を受けているならば、両親もまた両親からお金観に関して大きな影響を受けているということです。
僕の場合は、両親は割と保守的なお金観を持っています。
一方で両親の両親、具体的に僕の祖父はどうだったかというと、特に若い頃はいろんな事業を興していました。
そして、それがうまくいかずお金にだいぶ苦労した時期があったそうです。
父はそんなアップダウンの激しい生き方をする両親を見て嫌に感じて手堅い生き方を選んだ。そんな話を父から何度か聞かされたことがあります。
それに比べると、僕は20代で起業しようとして借金をつくったりと、気がつくと祖父と同じようなことをしている気がします。
こうやって見ていくと、自分のお金観は自分だけでつくられているのではなく、今までのご先祖様が生きてきたものを自分自身が良くも悪くも引き継いでいる。
そう解釈することもできるのではないかと思っています。
他の方の話を聞いても、たいてい両親と同じようなお金観になったり、反発して反対側にいくことが多いようです。
僕の場合は僕も両親も、お互いに反発の方ですね(笑)。
このお話がお金の勉強にすぐつながるかはわかりません。
ただ、こういったことを頭に入れておくと、どうして自分が今のようなお金観をもつようになったか、振り返りのきっかけやヒントにはなるはずです。
よかったら参考にしてみて下さいね。