前回書いた才能をテーマにした事項の補足です。
才能に着目する意義やその見つけ方について記載したので、後はその生かすポイントについて書いてみます。
■特定の分野で一流のレベルに達するのは難しい
今の時代はすでに特定の分野で一流と呼ばれる人が数多くいます。
ですので、新しく何かを始めて、そういう人達の輪に入っていくのは困難である場合も多いと思います。
例えば、「おいしいパンを作ることができる」という人は今の時代たくさんいます。
その「おいしいパンを作ることのできる」人の中に入っていって、その人たちよりもおいしいパンを作ろうとしたら、結構ハードルが高いでしょう。
そう考えると、新しく何かを始めて一流になるハードルは今の時代とても高いといえるではないでしょうか。
であれば、「他の人が手をつけていない分野」で一番になればいいのではないかと考える人もいると思います。
しかし、情報化社会でモノやサービスがあふれている時代で、「他の人が手をつけていない分野」を見つけるのは容易ではないありません。
■一流に近づく方法
そんな時代に一流を目指すには、どうしたらいいでしょうか?
結論からいうと、今の時代に一流を目指すなら「才能を掛け算」するということではないかと僕は考えています。
1つの才能だけだと他にも同じような才能ある人がいるのではないかとも思え、本当にそれだけでうまくいくのか心配になるかもしれません。
しかし、複数の才能を掛け算したら、同じようなことをできる人はぐっと減ります。
そんなちょっとしたことでも掛け算することで、大きな力になるんじゃないかと思います。
■美味しいパンを作る才能がある人の場合
先ほどのパンを作るのが得意な人の例で考えてみます。その中に、人と会って話すのが得意だという才能を持っている人がいたとします。
ここで、「パンを作る」と「人と楽しく会話」という才能を掛け算して、お店でパンを焼いて売るという部分をちょっとひねってみます。
そこから、例えば、お客さんの家に出張して、お客さんの前で楽しく会話しながらパンを焼いてあげるパン屋さんとかにしてみるのも一つの手かもしれません。
一つの才能で勝負できなくても、他の才能とか掛け算することで他の人にはまねできないユニークな才能になります。
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