お金には、生活資金、目的資金、余裕資金があり、そのうちの余裕資金で資産運用を行うとよいという趣旨の記事を前回記載しました。
その観点で言うと、まだ貯金が十分ではない若い方は一切投資を行わない方がいいのでしょうか。
この点、私はそうは思っていません。今回は、若い方が投資をする意義について記載してみたいと思います。
■投資をする目的
そもそも投資は何のために行うのでしょうか?
もちろん、最終的には資産を増やすためです。ただ、そこに至るまでには他にも大切な要素があります。
それは、無形資産を増やすことです。
投資の場合で言う無形資産とは、投資の知識、経験、スキルなどが挙げられます。
投資を学ぶことで、ただちに資産が増えるわけではありません。実際に投資を実行しないといけないですし、実行後も時には失敗したり試行錯誤があると思います。こういった過程を踏んで資産が増えていくことになります。
資産運用というテーマでは
無形資産(投資の知識、経験、スキル等)が増える⇒有形資産(お金)が増える
という流れになると思います。
この無形資産は、できるだけ早いうちから積み上げていくのがベストです。
そういう意味で、若いうちから投資を実践する意義があります。
■若い方が投資を実践する具体的な方法
では、実際に若い方が投資を実践するにはどうしたらいいでしょうか?
余裕資金がない、生活資金や目的資金を貯めるのが先決という方が若い方には多いでしょう。そういう意味では、お金を投資に回すのは難しいケースも少なくないと思われます。
ここで、大事なのは有形資産(お金)を増やすための投資ではなく、無形資産(投資の知識、経験、スキル等)が増やすための投資です。
つまり、お金以外を使った投資の実践経験が積めればいいということです。
とするなら、お金ではなくポイントの運用やシミュレーションソフト等の疑似トレードでもいいわけです。
そこで、楽天ポイント、Dポイント、Tポイント投資といったポイント投資を実践する方法もありますし、トレダビのような投資シミュレーションアプリを使用して投資経験を積んでみるというのは若いうちから行う意義があると言えます。
余裕資金がないから投資ができないと感じられる方は、ぜひ、こういった投資からやってみて下さいね。
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