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これからのライフプランはキャリアも考える

これからのライフプランはキャリアも考える

東京都練馬区のFP(ファイナンシャルプランナー)の佐藤彰です。コロナ禍にて今度の働き方を見直されている方も少なくないと思います。実際、働き方を考える上で重大なニュースが各方面で発表されています。

今回はそれらのニュースで特に気になるものをピックアップし、みなさんのキャリアプランを考える参考になる観点について書いてみたいと思います。

ライフプランはお金だけ考えればよいか?

FP(ファイナンシャルプランナー)がキャリアについて情報発信することを意外に感じる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

実際にFP(ファイナンシャルプランナー)がライフプランをお客さまと一緒に検討する際には、お金の面から支援するのが一般的です。

しかし、お金を得る手段は一般的に仕事です。ですので、その仕事のプランを長期的にどのように設計していくかという観点も、ライフプランを考える上で見逃すことができません。

ライフプランはファイナンシャルプランとキャリアプランを一体として考えることで、より意義のあるプランになると私は考えています。そう感じているので、お金に加えキャリアについても私は様々情報発信しております。

そして、今後はこのキャリアプランの選択肢がさらに広がっていきます。

みずほ週休3日制

会社は月曜から金曜まで出社するものというのはかつて当たり前でしたが、今では週休3日制という話を各方面で聞くようになりました。

こういった柔軟な働き方は、IT企業など一部の業種で行われているものというイメージがあるかもしれません。

しかし今や様々な業界に広がっており、社内の人事制度設計そのものにメスを入れて週休3日制を取り入れる動きが顕著です。それを象徴するニュースがみずほフィナンシャルグループの週休3~4日制の導入です。

これは、グループ傘下の銀行や信託銀行、それに証券など6社の正社員およそ4万5000人を対象にしており、社員が希望すれば、週休3日から4日の働き方が認められるというものです。

NHKホームページ みずほFG 週休3~4日制導入へ 新型コロナで働き方見直し

なお、みずほフィナンシャルグループは副業も解禁しています。つまり、週休3~4日で働きながら他の仕事もすることが可能です。

週休3~4日制のキャリアを選ぶ意義

週休3~4日を選べば、出金日数が減るのでお給料は減少することになります。しかし、その分時間を確保することができます。

その時間を他のお仕事に投資してパラレルキャリアを築く土台にすることもできますし、収入よりもご家族との時間を大切にしてライフワークバランスを図るということも可能です。

こういった働き方は一部の女性社員に認められていた時短という形が一番近い形だと思います。しかし、これからはもっと幅広い方が収入と時間のバランスを調整しながら働きやすくなっていきます。

自分の人生をどう設計するか、勤務時間はデフォルトではなく自分で自由に調整ができることで、そこにより踏み込んで考えていくことが可能となります。

電通の社員個人事業主化

仕事は正社員で行うものというのが今までの当たり前でした。しかし、最近は会社で働きながら正社員以外の形で働く形態も出てきています。

それは社員の個人事業主化です。これは、タニタが社内制度として導入し話題になりましたが、11月11日の電通が2021年1月から全体の3%に相当する約230人を個人事業主に切り替える旨を発表しました。

具体的内容としては、適用者は早期退職して電通が11月に設立する新会社と業務委託契約を結ぶ形になります。契約期間は10年間で電通時代の給与を基にした固定報酬のほか、実際の業務で発生した利益に応じてインセンティブも支払われるということです。

引用:日本経済新聞ホームページ 電通、社員230人を個人事業主に 新規事業創出ねらう

社会保険の適用上不利になる場合があり、その点は注意が必要ですが、ご自身で積極的に新しいキャリアを築いていきたい方には、柔軟な働き方ができる制度として魅力的だと思います。

個人事業主として勤務先と雇用契約を結ぶ意義

先ほどの週休3~4日と比較すると、個人事業主になることで他社での勤務も可能になり、働き方の自由度が副業以上に大きく広がります。

また、営業など成果が目に目やすい業種や、新規事業開発など事業を立ち上げるような業務であれば、個人事業主とも相性のよいように思います。

週休3~4日以上に複数の仕事を掛け算してキャリアを構築していくことが可能ですので、本格的にパラレルキャリアを歩んでいきたいとお考えの方には、キャリアの選択肢の1つになるでしょう。

そして、起業をお考えの方にとっては起業前の力試しとしてこういった制度を利用するという利用の仕方もあるかと思います。

ANA 社員出向

会社で働く場合、異動はあるにしろ同じ会社に籍を置いて働き続けるのが一般的です。一部の業界では出向という形で関連企業等に移籍という働き方もあります。話題となった「半沢直樹」などで言葉自体は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。

しかし、最近はコロナ禍により新たに出向を実施する企業が増えています。その象徴が航空業界です。マスコミでも注目ニュースとして報道されています。

引用:NHKホームページ ANA 佐賀県に社員出向で合意 来年2月から2年程度

出向=左遷のイメージがあるかもしれません。ただ違う会社に移るということは、新しいキャリアを築くチャンスと考えることもできます。

よく経営者の自伝等を読むと関連会社に出向した際に、最初は苦労するもの学びが多く、結果的にその後のキャリア形成に大きく寄与したという話がよくあります。

出向のキャリアを選ぶ意義

他の会社に移るとなると今までは転職しかありませんでした。しかし転職で新しい会社で十分な仕事ができるか、風土に馴染めるかは未知数でギャンブルに近い要素もあるのも事実です。出向であれば籍は元の会社のままなので、そこまでのリスクは負うことはありません。

新しいキャリアを試してみたいものの起業も転職も抵抗があると感じられる方は、籍を置いたまま他の会社にて勤務できる出向は1つの選択肢になるかもしれません。

この点、今の会社に所属したまま副業で他の仕事をしてみるという選択肢も考えられます。ただ副業の場合、まだまだ携わることのできる仕事の種類は限定的で、本業と掛け持ちでは十分な時間をかけることが難しい場合もあるでしょう。

その意味で、副業ではなく出向という形で新しいキャリアにチャレンジする意義があると考えます。

今社内に出向の制度がなくても、今後選択できる可能性もありますので、こういった働き方があることも頭の片隅に置いておけば、念頭に置いておいてもいいでしょう。

ライフプランを考える際のキャリアプランの考え方

この点はゆくゆく別途記事のテーマとして書いていければ思っていますが、少なくとも今言えるのは、①仕事を月曜から金曜までやる、②定年まで同じ仕事を続ける、③収入が少しずつ緩やかに上がっていく、という今までのキャリアとお金の前提がさらに崩れつつあるということです。

一般的にFP(ファイナンシャルプランナー)がクライアントさまのお話を伺った上でライフプランを作成する際には、上記①~③を前提に行っていきますが、今後はそれだけでは十分なライフプランをご提案することは難しくなっていきます。

そういう意味でもクライアントさまとしっかり対話をしてキャリアのご相談にもじっくりお話を伺いながらライフプランを設計することが必須となります。

逆にクライアントさまは、キャリアについて今後どうしていきたいかをより広い選択肢の中で検討していくことで、より理想のライフプランニングができるということになります。

キャリアプランのご相談も各種承ります

上記にようなことを今感じており、今後はキャリア相談の幅を広げております。

ライフプランと一体としてもキャリアプラン単体でもキャリアに関するご相談も承りますので、ご関心のある方は下記よりお気軽にご連絡ください。

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