星野源さんと新垣結衣さんの結婚から考えたこれからのキャリア

星野源さんと新垣結衣さんの結婚から考えたこれからのキャリア

『逃げるは恥だが役に立つ』(以下、「逃げ恥」と記載)でメインキャストを務めた星野源さんと新垣結衣さんがリアルでもご結婚されました。このニュースを聞いて驚かれた方も多くいらしたことでしょう。私自身、とても好きなテレビドラマだったので、とても驚きました。

今回はこのお話のテーマの1つである「仕事の価値」という観点から、キャリアの考え方について書いてみたいと思います。

家事労働は経済的に価値がないのか?

逃げ恥は、契約結婚というあまり聞いたことのない、しかし、いろんな人が興味関心を持つテーマを軸に、男性主人公の津崎平匡と女性主人公の森山みくりのラブコメディが繰り広げられるお話でした。

2人のキャラクターを星野源さんと新垣結衣さんが見事に演じ切ったことや、エンディングでのダンスなどもヒットの大きな要因ですが、社会性のあるテーマを題材にしているのも見逃すことはできないと思いました。

その中で私が目に留まったのは、「家事労働の金銭的価値」です。

内閣府経済社会総合研究所の調査によると、家事労働とボランティアを無償労働としており、その貨幣評価額を確認すると、様々な測定方法があるもののいずれも2016年時点で、100兆円を超えています。これは名目GDPの20%前後におよびます。

参考:内閣府ホームページ 家事活動等の評価及び関連翻訳の公表について

GDPは絶対的なものではない

日本人の仕事観は、仕事=お金を人様からお金をいただくもの、という無意識の感覚があるのではないでしょうか?家事労働はお金になるか、というテーマが話題になったのも、その裏返しではないかと考えられます。

しかし、本当にそうでしょうか?そもそもGDPの歴史を読み解くと、この考え方が経済の実態を表しているかと言われれば、必ずしもそうとは言えないことがわかります。

GDPは産業革命など製造業が盛んになってきたときにできた指標であり、今の経済の実態を表していないという見解も有力で、こういった見解を意識したのかどうか、今では無形資産もGDP計測方法を修正する動きもまたあります。

とはいえ、私たちの生活の中でお給料が全ての価値労働を反映しているとはいいにくいです。

パートや派遣で働く主に女性社員 正社員以上に働いている人も少なくなくありません。逆に、正社員の中で給与に見合わない方も少なくないように感じています。大手企業の早期退職の話もここに関連性してくるわけです。

このように見てくると、仕事をするときの意識、本当に給料に見合った価値を提供できているか、また反対に提供している価値に対して本当に正当な報酬を得られているか、という点も大事になってくるように思います。

キャリアを考えるヒントは目に目ない価値に注目すること

家事でいえば、今はスキルシェア的なサービスで家事労働を提供してお金を得ることもできます。非常に高収入を稼ぐ方も出てきています。

また転職することで、似たような仕事でも給与をアップさせる方もいらっしゃいます。

こういうことからも、自分のスキルの棚卸をしてみるのも今後のキャリアプラン、ライフプランを考える上で検討してみてもいいのではないかと思います。

具体的には、

本業で生かせる経験やスキル

新規事業に使える経験やスキル

副業で役に立つ経験やスキル

といったものです。こういうことを考えれば、思わぬものも見つかるかもしれません。ここはいかにも仕事になりそうと感じるものだけでなく、そうではないものも数多くリストアップしましょう。

スキルや経験の棚卸は新しいキャリアを築くヒントになる

今はインターネット型社会です。本業ではあまり役に立たないスキルもインターネットでは、たくさんの人から求められるスキルとして認知される可能性があります。そういうスキルをスキルシェアサービスに登録してみるのも一考です。

スキルシェアのサービスによって特徴もあります。占いをしている人が数多く集まる場所もあれば、ただあなたの話を何でも聞きますというサービスもあります。また意外とエクセルなどちょっとしたPCスキルを教えているという方もいます。

こういった出品サービスを見ることで、自分では仕事にならないと思っていたスキルや経験が思いのほか役に立つことがあると実感できます。

また、今の仕事を変えたいと思っている方であれば、今後やりたい仕事に求められるスキルも分析してみます。そうすると、自分の棚卸したどこのスキルを伸ばすかを考えていくことで、その仕事につながっていきます。

まとめ

収入を増やすというと、今は株式投資ブームもあり、投資で稼ぐというニュースがちまたに溢れています。半面であまりキャリアアップで収入を上げるというのはすぐに効果が出るものではなく数字にも反映が難しく、とても地味です。

しかし、人間は人生の長い時間、仕事をします。人生100年時代ともいわれるくらいで、今後はさらに仕事をする期間は長くなっていくことが予想されます。

その時間を意識的に過ごすかどうかで、長い目で見れば大きな差になり得ますので、ぜひご自身の経験やスキルの棚卸をしてみてください。そのサポートもさせていただいておりますし、サービスの詳細について解説する相談会も人数限定で実施しております。お問い合わせは、以下のボタンよりお気軽にご連絡ください。

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