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家計簿ではなくマネーダイアリーを書いてみる

家計簿ではなくマネーダイアリーを書いてみる

東京都練馬区のFP(ファイナンシャルプランナー)の佐藤彰です。

今日はマネーダイアリーについて書いてみます。きっと初めてきく言葉ではないかと思いますが、これはただの家計簿とは違うもので、家計簿以上に効果を発揮するものです。

それがどういうものか、自分自身書くようになったきっかけなども書いていますので、興味のある方はぜひ読んでいただければ幸いです。

マネーダイアリーとはお金面での日々の振り返りをするお金の日記

お金ノートのことを私はマネーダイアリーと呼んでいます。日々の振り返りで日記をつけている方もいらっしゃるかと思いますが、そのお金版のようなものです。

お金での日々の振り返りというと、家計簿の方がよく耳にしますし、むしろ、こちらをやっている方の方が大半でしょう。

もちろん、これも必要なことなのですが、これだけでは、ただのお金を使った記録になってしまい、記録をつけることそのものが「仕事」ということにもなりかねないと考えています。

日々のお金を使った記録を書くことに加え、振り返りも合わせて行うことで、お金に対するよりよい習慣を身につけることができます。

マネーダイアリーのつけ方は簡単

マネーダイアリーのつけ方には決まりはありません。要はお金を使った日々の記録とその振り返りがセットになっていればOKです。

例えば、ノートの左側に日々のお金を使った記録、右側に使ってみて感じたこと、感想などを書くというだけでも十分です。きれいに書くことよりも自分がわかりやすく、継続しやすい方法であることが大切です。

これを続けていけば、自分がどういうときにお金を使っているか、どんな気持ちでお金を使っているか、さらには自分がどんな価値観を持っているか、ということまでわかってきます。

私自身、気がついたらこのマネーダイアリーのようなものを以前つけており、そこでお金に対する様々な気づきがありました。

一度事業に失敗してもっとお金をしっかり管理しようと思って家計簿をつけようと思って始めたのがきっかけだったのですが、記録をつけるだけでなく、どうして使ったのかも考えた方がお金の管理になると思って始めてみました。

今から考えるとまさにこのマネーダイアリーのようなものをつけていて、次第にお金面での振り返りに加えて日々の振り返りまでするようになりました。

マネーダイアリーをつけてみた自分自身の実感

自分の場合、将来のための投資だと思えば、青天井にお金を使ってしまうところがあり、家計管理上の「投資」だと思っていても、実際には「浪費」になっていることが多いことに気がつきました。

それと同時に、過去を振り返ってみても、同じようなお金の使い方をしていることも多いという気づきもまたありました。

それ以降は、何か新しいことを始めるときもそれは本当に必要なことなのか、そこまで大金を投じなくてもできるのではないか、と考えるようになりました。

そこから、日々のちょっとした買い物などでも、「本当にこれは必要か」、という観点でお金を使うようになり、その他の浪費も減っていき、しばらくすると、意外と少ない費用で生活できることに気がつきました。

このように振り返ってみると、自分が将来のためにあせって普段から行動している、という自分の思考や行動の癖まで気づくことができました。毎日こんな過ごし方をしていては大変だなと感じ、もっと毎日楽しくなることに意識を向けてみようと思い、少しずつ行動するようになったら、無駄なお金の使い方がなくなっていくと同時に、日々の生活の充実度も上がっていきました。

この辺りからは、人付き合いも大切にしつつ無理のない範囲内でお金を使うようになったように後から感じます。長い目でみれば、お金だけではなく、人生そのものが好転したように思います。

マネーダイアリーはお金面だけでなく生活そのものも変える

このように見ていくと、マネーダイアリーは自分の思考や行動の癖を見つけるきっかけにもなり得ますし、お金以外の面でも日々の生活に役立つものだともいえるのかもしれません。

日々の振り返りに慣れてきたら、今度は点でなく、線で見てみるとよいでしょう。つまり、気になるお金の使い方があれば、過去にも同じことはなかったか、ここも合わせて振り返ってみることです。

そうすれば、自分のお金を使うときの傾向、そのときに感じていたことも見えてきます。それを継続していけば、自分自身の価値観などもっと大きなものが見えてきて、お金以外の面でもいい変化が起きやすくなるといえると思います。

家計簿をつけている方は、お金を使った記録だけにとどまらず、どうしてそのときにそれにお金を使ったかまで振り返るように、ぜひしてみてください。

そうすれば、浪費が減ると同時により自分の大切なことにお金を使うことができるだけでなく、自分自身の生活の質そのものを上げることもできます。

最後に

家計簿とは違うこのマネーダイアリーについて初めて聞いた方が大半でしょう。始めてすぐに効果はないかもしれませんが、少しずつ時間をかけてやっていくことで、次第に効果が出てきます。自分の無理のない範囲内でぜひ始めてみることをおすすめします。

家計簿と合わせてこのマネーダイアリーをつけるお手伝いもさせていただきますので、ご関心のある方は下記のお問い合わせからお気軽にご連絡ください。

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